システムの不備の補い方

昨日、家内と千鳥ヶ淵に桜を見に行ってきました。

京王線の南大沢駅に着くと人身事故で若葉台までの往復運転になっており、新宿まで行けないとのこと。
「振替乗車をご利用ください」とのアナウンスがあったので、多摩センターで小田急に乗り換えて新宿を目指すことにしました。

多摩センターで改札を出る時、振替乗車証を配っている駅員さんに
「切符か行先が明示された定期」の方が対象で、PASMOで入場された方には振替乗車証は出せません。改札は通常通りタッチして出てください。」
と言われました。


変だと思いました。
どうゆう事かと言うと、

券売機か定期券で新宿までの切符を買った客は、そのまま小田急に変更できる(料金そのまま400円)。
チャージしてあるPASMOの客は、南大沢・京王多摩センター料金と小田急多摩センター・新宿料金が必要(143円+370円=513円)

ということです。

同じ経路なのに、料金体系が異なるのです。不公平感はぬぐえません。


事前に条件を明示して、異なる料金の場合は多々あります。
IC乗車券と券売機で端数が違う場合や、パック旅行などです。


ですから、今回も「PASMO以外のお客さんは振替乗車をご利用ください」とアナウンスすべきところでした。



おそらくPASMOのシステム導入時に振替乗車に関しても検討されたと思います。

でも行先が確定していないPASMOの客に対して振替乗車料金をどのように計算するのか、処理が面倒になったのだと思います。

システムで対処は可能です。
PASMO(もしくはSuiCaなどのIC乗車券)に、振替乗車フラグ機能があり、改札に振替乗車専用改札を臨時に設定できる機能があれば対処できます。


事故発生時に、改札の一つを振替乗車用に設定変更し、PASMOに振替乗車で改札を出たことを記憶させます。下車駅の改札で、このフラグがあれば、事故を起こした路線の料金で計算して料金を差し引く処理を行えば良いのです。


相互乗り入れの計算が瞬時にできるほどのIC乗車券システムです。上記のシステムも構築できたはずなんですが、やらなかったということですね。


つまり、システムで頑張ればできたが、異常事態処理だし、ここは乗客に負担してもらおう。という考えだと思います。


システムをさぼって利用者に不便や負担を強いることは、極力避けなければいけません。
でも、「やりだすときりがない」システムは沢山あって、開発コストとの見合いになります。

その場合の線引きの判断基準が

「利用者に事前に説明して了解してもらえるか」

です。



このシミュレーションをシステム開発者は常に行わなければいけません。



Windows95の時代でしたか
「予期せぬエラーが発生しました」
で、アプリが強制終了することが多々ありました。


これはプログラムを続行できない状態、もしくは、異常な命令コードを検出した時に、OSが発するエラーだと推測できますが、Windowsユーザに事前に了解を取ってない状況で出るので、ユーザの不満や不信の原因になります。
「予期せぬエラーを出したのはお前だろうがっ!」とよくツッコミを入れてました。


次のOSでは、「申し訳ありません」という文言が付加されました。

Officeなどのアプリでは、途中経過を自動で保存して、アプリが強制終了しても自動保存の状態から再開できる機能が付加されました。


課題を認識し、次の開発では極力救済しようと試みることは重要です。
PASMOも次期システムでは振替乗車機能を付加するか、それができないなら。
「そもそも振替乗車が起こらない」鉄道システムを目指していかなければいけません。

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